ホームページ制作を自社対応:内製する場合のポイントや制作後に必要になること

「ホームページを自社で制作してコストを抑えられないか」と考えるケースがあります。ホームページはパソコンやスマートフォン、タブレットで簡単に表示されるため、制作も簡単そうに感じるのかもしれません。

しかし、実際にはホームページ制作を自社対応:内製するにはお金とは違ったコストが必要であり、制作後もメンテナンスや保守、更新などの管理が必要になります。勢いでホームページを作ってみようと行動に移す前に、まずは何を理解すべきか、何が必要なのかをチェックしておきましょう。

今回はホームページ制作を自社対応:内製する場合のポイント、ホームページ制作を自社対応:内製する場合の大まかな流れ、ホームページ制作を自社対応:内製した後に必要になること、そしてホームページ制作を自社対応:内製する場合のメリット・デメリットについてお話します。

Contents

ホームページ制作を自社対応:内製する場合のポイント


はじめにホームページ制作を自社対応:内製する場合のポイントを解説します。

ITやWeb人材が確保できているかをチェック

大前提となる「ITやWeb人材」が確保できているかをチェックしましょう。ホームページ制作の未経験者や初心者では、企業や組織として相応しいホームページを制作することが難しいためです。昨今ではWordPressのようなCMSによって、比較的ホームページ制作の敷居は低くなりましたが、あくまでもホームページの骨格が構築できるだけであり、デザインやコンテンツの作り込みは別の話だと覚えておきましょう。

逆に言えば、ITやWeb人材が確保されており、技術的リソースと人的リソースを注力できるなら、自社対応:内製でホームページ制作は可能です。企業や組織としてのデータや情報を収集して整理し、何を公開したいか、何を情報発信するかを定めること、企業や組織のブランドイメージにマッチしたデザインや機能を作り込むことで、オリジナリティがある高品質なホームページが手に入るでしょう。

最新のOSかつ最新のアップデートをしたパソコンがあるかチェック

ホームページを制作する作業を行うために、最新のOSかつ最新のアップデートをしたパソコンがあるかチェックしましょう。WindowsでもMacでもどちらでも大丈夫ですが、あまりに古いOSのバージョンや低いスペックのパソコンですと、セキュリティ的に安全とは言えないので注意してください。また、例えばWindows11だとしても、最新のアップデートをしていない場合、必ずしも安全とは言えないので、日常的にアップデートを行い、常に最新版にすることを心がけてください。

同様に文字や画像のみのコンテンツではなく、写真や画像の加工、もしくは動画や音声なども利用したい場合、低いスペックのパソコンですと動作が重くなったり、古いOSに対応していなかったりすることも覚えておきましょう。

また、セキュリティの観点から考えると、なるべくならその他の業務や作業で利用するパソコンとは別にした方が安全です。オンラインで色々と作業している間にサイバー攻撃やウイルス感染の被害に遭遇しても、企業や組織の機密情報や個人情報を守ることにつながります。

ホームページの目的や用途をチェック

人材や機材が揃っていることをチェックしたら、次はホームページの目的や用途を検討・選定する段階です。単にコーポレートサイトで良いのか、それとも何らかの機能を実装したいのか、もしくはキャンペーンサイトや商品およびサービスの認知拡大のためなのか、それとも平行してさまざまな目的や用途を考えているのかをまとめます。

その他にもホームページ内の内容として、問い合わせページ、Q&Aページ、企業概要、商品やサービスのページ、新着情報のページなど、何を盛り込みたいかも明確にしていきます。同時に、コンテンツマーケティングを行いたいのであれば、どのような方向性でコンテンツを制作するのか、どのようなKPI・KGIを考えるべきかなど、最終的に利益や売上につなげるためのページ・機能に何が必要かも見極めておくと良いでしょう。

ドメインおよびレンタルサーバーの提供元の情報をチェック

ホームページ制作の基盤となるドメインやレンタルサーバーを選ぶ段階では、第一に信頼できる提供元かどうかを必ずチェックしましょう。第二に必要とするスペックなのか、第三にコストが見合うのかをチェックして検討候補を絞り込みます。基本的には大手有名企業であれば問題ありませんので、将来的にどんなことをしたいか、どのようなWebマーケティングを考えているかによって機能やオプション、サービスやサポートがあるかを見ると良いでしょう。

また、検討候補を絞り込む際、なるべくならドメインを取得する提供元と、レンタルサーバーの提供元が連携しやすいかどうかも意識しておくことをおすすめします。ドメインは安いからこっち、レンタルサーバーは最安のこっち、という形でバラバラにしてしまうと、設定の段階で悩むことになるので注意してください。

どのような形でホームページを構築するかをチェック

昨今のホームページ制作では、CMS(コンテンツマネジメントシステム)を利用するケースが増えています。どのCMSを使ってホームページ制作をするのか、またはCMSに頼らずホームページ制作をするのか検討しましょう。コンテンツマーケティングやWebマーケティングをしたい場合はCMSを利用した方が、コンテンツ制作やページの編集・修正も簡単であり、その後の更新や管理もスムーズです。

また、ホームページと社内や組織内のシステムとの同期、もしくは連携や連動した仕組みを構築したい場合は、高度なITとWebの知識・スキル・経験が必要になります。EC系の機能が必要であれば、ECプラットフォームを利用することで対応しやすくなりますが、受発注や契約関連の機能を実装したり、プラットフォームを利用せずに課金する仕組みを実装したりするのは非常に大変ですので、迷わず専門家に相談、外部委託することをおすすめします。

ホームページ制作を自社対応:内製する場合の大まかな流れ


次にホームページ制作を自社対応:内製する場合の大まかな流れを解説します。

ホームページ制作に必要な情報・画像・データを揃える

ホームページ制作をする場合の大まかな流れの1ステップ目は、必要な情報・画像・データを揃えることから始まります。企業や組織として公開すべき、公開しても問題のない情報やデータ、商品やサービスに関連する写真や画像、ブランドイメージにマッチしたロゴやマーク、カラーリングやデザインの方向性など、集められるだけ集めて、整理してすぐに取り出せるようにしておきます。

また、同業他社やライバル企業も含めて、競合の調査を行うことも大切です。どのような品質:クオリティのサイトデザインなのか、どのような機能が実装されているのかなど、見劣りしないこと、差別化になることなど、ホームページが会社の顔・名刺・看板、そして利益や売上のアップにつながるようなアイデアを検討し、実践していくと良いでしょう。

ドメインの取得やレンタルサーバーの契約

ホームページ制作に必要なデータが揃ったら、次はドメインを取得する段階に入ります。ドメインについては、企業や組織の名前に直結するキーワード、かつ覚えやすく、わかりやすく、短いものが望ましいです。ただし、短く何らかの意味を持つドメインは取得できないこともあるため、場合によっては専門家に相談した方が良いかもしれません。また、日本での英語的にはネガティブでない文字数列であっても、海外から見るとネガティブな文字数列にとらえられることもあるため、しっかりと調査を行い、企業や組織のブランドイメージを下げることのないようキーワードを選定することをおすすめします。

ドメインを取得したら、次はレンタルサーバーを契約する段階です。レンタルサーバーの乗り換えや切り替えは少々大変ですので、なるべく長く利用し続けられるサービス提供元を選びましょう。前述しましたが、ドメインを取得したサービス提供元が運営しているレンタルサーバーの方が、連携や連動、設定が簡便です。言い換えれば、レンタルサーバーを先に選んで、そしてドメインを取得するという流れの方がスムーズな可能性がありますので、ドメインの文字数列を決めて、レンタルサーバー上でドメインを取得できるサービス提供元を探しても良いでしょう。

オフラインのテスト環境、またはBASIC認証でアクセスを制限して作業する環境を整える

ドメインを取得してレンタルサーバーを契約しただけでは、ドメインとレンタルサーバーがあるだけの状態でホームページは存在していません。注意したいのがこのあとの流れでCMSをインストールしてはいけないということです。CMSをインストールした段階でドメイン上にデフォルトのホームページが表示されてしまうのが理由です。ホームページが出来上がるまではオフラインのテスト環境、もしくはBASIC認証という仕組みで非公開のまま作業を進める形でページやデザインの調整、機能の実装を行うことをおすすめします

ちなみにオフラインのテスト環境での制作とは、Local、MAMP、XAMPPなどを利用して、手元のパソコンに簡易的なサーバー+WordPressなどのCMSを構築して作業することを指します。BASIC認証はドメイン上のURLにアクセスする際、IDとパスワードを求められるようになる仕組みで非公開にする形です。この時点で「難しい」「よくわからない」と感じたら、専門家に外部委託してバトンタッチした方が良いでしょう。

準備した情報・画像・データを元に各種ページを制作する

作業できる環境が整ったら、準備した情報・画像・データを元に各種ページの制作に入りましょう。トップページ、会社概要、地図およびマップ、商品やサービスのページ、問い合わせやQ&A、申し込みや注文ページなど、ひとまずは機能の前にページを作り込んでおくことで、どのページのために機能を実装するのか、デザインの配置をどのようにすべきかを「中身」のある状態となり、デザインや機能の実装や調整をしやすくなります。

基本的には文章や画像の配置で作業を進められますが、ページ数によってはかなり時間と労力の負担がありますので、なるべくなら専念できるように、担当者には通常の業務と切り離して作業させることをおすすめします。また、可能であれば複数人でページの制作を行うか、作成後に上司や管理職が内容をチェックするかを徹底して、内容に誤りがないか、表現は適切かなどを精査しましょう。

また、ある程度のページ数が制作できたら、この段階でバックアップを取っておき、作業した内容が消えてしまわないようにデータ管理しておくと、非常に安心です。

デザインや機能の追加や実装と調整し、公開できる状態を整える

ページやコンテンツの制作がある程度落ち着いたら、デザインや機能の追加や実装と調整を進めましょう。デザインを調整する段階で、タイトルや見出しの長さは適切か、画像の位置やサイズは問題ないか、デザインと合致した画像や文章になっているかなど、内容を精査しながら、細かく調整すると良いでしょう。

機能の面においても同様であり、問い合わせフォームに必要な文言は揃っているか、注文や申し込みフォームは正常に作動するか、もしくはEC系の機能がきちんと動くかなど、細かくチェックして本番環境に移行した段階では微調整で済むようにしておくことをおすすめします。

ページやコンテンツが揃い、デザインや機能の実装も済んだら、レンタルサーバーの本番環境に移行していきましょう。慣れている方であればFTPでテスト環境のものをそのままアップロードし公開する方法もあります。元々、BASIC認証で作業しているのであれば、サイトデザインや中身が整った段階で、公開する前の最終チェックを行った上で公開しましょう。

また、公開した段階でGoogleアナリティクスやサーチコンソールへの登録・設定ができるように前もって準備しておくと、公開した直後から検索エンジンに登録されやすく、データも取得しやすいということも覚えておいてください。

ホームページ制作を自社対応:内製した後に必要になること


次にホームページ制作を自社対応:内製した後に必要になることについて解説します。

ホームページ上の各種ページの定期的なチェックと修正、更新

ホームページを制作した後に必要なのは、ホームページの更新や管理です。制作したら終わり、ということではないので注意しましょう。ホームページ上の各種ページやコンテンツに変更があったら修正したり、企業公式としてのアナウンスをしたり、またはコンテンツマーケティングのためにコンテンツ制作を行うなどが挙げられます。

大切なのは定期的にチェックをする体制を整えておくこと、同じく二人以上でチェックや確認をする体制にしておくことで、常に正確で新鮮な情報発信をしている状態を維持できます。また、ホームページを公開した時点でもパソコン・スマートフォン・タブレットの実機で確認している状態であっても、定期的に各ページやコンテンツを実機でチェックすることで、CMSのアップデートに伴うデザインのズレや歪みに気が付くことができますので、トップ・固定ページ・アーカイブページなど、すべてではなくても時折チェックしましょう。

ドメインやサーバーの維持管理、CMSも含めたセキュリティ情報の収集・対応

ホームページを更新、管理する際、ドメインを取得したサービス提供元やホームページを構築したサーバーの維持や管理が必須です。同時に、ドメインやサーバーとCMSに関するセキュリティ情報の収集と対応を行う必要があります。例えば、ドメインやサーバーのサービス提供元のメンテナンスや保守に関する情報、インストールしたCMSのアップデート情報、その他にも手元のパソコンやデバイスのアップデートの情報、サイバー攻撃や悪質な詐欺の情報収集と注意喚起などが挙げられます。

ホームページの中身であるページやコンテンツの更新管理とは別の知識やスキル、ノウハウが必要なため、セキュリティについてはあまり考えていなかった、よくわからないまま構築してしまったというような状況でしたら、専門家に外部委託してセキュリティチェックをしてもらい、対応してもらう方が安心です。また、間違ってもセキュリティを軽視することはおすすめできません。昨今ではCMSやサーバーを狙った悪質な手法、ドメインハイジャックなどのサイバー攻撃もあるため、わからないまま放置するとセキュリティインシデントが発生するということを覚えておきましょう。

SEOの実践やアナリティクスによる解析、解析結果に基づいたPDCAの実行

ホームページの目的のひとつに「アクセス」があります。アクセスしてもらうことで不特定多数の潜在的な顧客層に企業や組織としての情報を見てもらうこととも言えるでしょう。アクセスを増やすためにも、アナリティクスを解析し、解析結果を分析した上で、PDCAで改善していくことが求められます。

また、自社対応や内製でホームページを制作した場合の一番の悩みとも言える「アクセスが増えない」という状況になるのは、SEOが実践されていない、もしくは誤ったSEOを行っているケースも存在するためです。アナリティクスで結果を把握しつつ、何が良い施策なのか、効果的だったのか、逆効果だったのかを分析し、修繕していくことが重要ですが、セキュリティと同様にSEOはよくわからないという場合は専門家に任せましょう。

特にSEOに関する情報は検索などでたくさん入手できるため、簡単そうな手法や施策をすぐに試したくなります。ポジティブな結果を得られるつもりが、古い情報を参照していたり、Googleのアルゴリズム変更によってネガティブな結果を招いたりすることもあるということを覚えておきましょう。

Webマーケティングを行う場合は各種手法の調査・実装

ホームページは今までは主に会社の顔・名刺・カタログという役割だけでしたが、現在では「オンラインで利益や売上を増やす」という役割も担っています。具体的には、SEOや適切な更新、管理によってアクセスを増やすことで、集客・認知拡大・興味関心の育成・リードの獲得・商品の購入・有料サービスへの課金など、利益や売上につながるWebマーケティングが可能となるのです。どのようなWebマーケティングを行いたいか、どのような結果を望んでいるかに合わせて、各種手法を調査し、実装していきましょう。

LP(ランディングページ)やホワイトペーパー、資料請求、サンプルのプレゼント、クーポンの配布、イベントの告知、SNSとの連携など、幅広く、少しずつ実装していくことで、ホームページの機能が充実し、利益や売上にポジティブな影響を与えることにつながります。昨今ではコンテンツマーケティングを介して、ファンやリピーターを獲得したり、信頼や安心を増やしたりすることも効果的ですので、さまざまな手法と組み合わせてアクセスアップと利益や売上へのプラスを狙ってみましょう。

同業他社やライバル企業の動向や市場調査と結果の反映

ホームページ制作後も同業他社やライバル企業などの動向や市場調査は欠かせません。調査の結果に基づいて、ホームページ運営の方針を定めたり、新しい機能や仕組み、Webマーケティングに挑戦する材料にしたりすることができるためです。実際にホームページを管理し、運営する中、利益や売上につながるアイデアや施策に悩まされることもあるため、良い部分は真似をして、悪い部分は切り離すという考え方を持っておくと、少しずつでも結果が伴うようになるでしょう。

例えば、他社が新規にEC機能を追加している状況で、自社はECに対応していないと、それだけでオンライン上の利益や売上、顧客を逃すことになります。ホームページ上で実装できなければECプラットフォームを利用して、ホームページからリンクして誘導・遷移する仕組みを実装すれば、技術的な面で格差が生じにくくなります。

同様に検索結果の表示順位においても、他社より下であれば機会損失・利益損失となるため、現在の自社のホームページの状況、ドメインやサイトの評価を把握し、改善していけるように努めていくことが大切です。

ホームページ制作を自社対応:内製する場合のメリット・デメリット


次にホームページ制作を自社対応:内製する場合のメリット・デメリットについて解説します。

メリット・自社対応:内製によって社内や組織内で完結するためノウハウが蓄積されやすい

ホームページ制作を自社対応:内製にした場合、社内や組織内で完結するため、ノウハウが蓄積されやすいというメリットがあります。業界や業種によってはITやWeb人材の確保が難しいこともあるため、蓄積したノウハウによってITやWeb人材の育成や確保にもつながるということです。もちろん、ゼロベースで何もわからない状況からですと習熟するまでに時間はかかりますが、この先のDX推進や2025年の崖問題など、デジタル化の波を乗り越えるためにはプラスになるのは間違いありません。

実際に最初はホームページ制作、次にCMSを少しずつカスタマイズ、次にWebマーケティングに挑戦、セキュリティにも強くなるというケースも存在しており、業界や業種問わずITやWebの入り口としても、ホームページ制作に注力するのは大変おすすめです。ただし、本当にゼロベースの場合はセキュリティに不安がある可能性がありますので、最初の段階だけでも専門家に相談し、非常時には対応してくれる業者とつながっておくと良いでしょう。

メリット・企業や組織に属する従業員の専門的な知識や思いが伝わるコンテンツ制作ができる

ITやWebに関する知識・スキル・ノウハウが蓄積されてくると、本業である企業や組織としての商品やサービスへの思い、知識や経験をコンテンツやページに活かしやすくなります。そのため、コンテンツマーケティングなどでコンテンツを制作する場合も、専門性・権威性・信頼性の高いコンテンツを生成できるようになり、結果的に検索エンジンからの評価を上げやすくなるのです。

コンテンツの質を高めることは、下手なSEOの手法・施策を行うよりも効果的であるため、高品質なコンテンツの制作体制が整うことで、継続的かつ持続的なコンテンツ発信が可能となり、右肩上がりに評価とアクセスを増やすことにつながるでしょう。また、コンテンツマーケティングによってアクセスが増えれば、各種Webマーケティングの手法にもポジティブな影響があるため、利益や売上の増加、新規顧客の獲得、認知拡大や興味関心の育成の効果の底上げも期待できます。

デメリット・想定しているよりもコストがかかる

自社対応:内製でホームページ制作を行う場合、時間・人員・お金というコストが、想定しているよりもかかる可能性があります。例えば、Web人材を育成しながらですと時間が多く必要ですし、Web人材を確保・雇用することでお金がかかることもあります。同時に、必要最低限の人員だった場合、本業となる業務や作業が疎かになり、結果的に企業や組織としての質や対応が悪くなることも考えれます。

もちろん、時間がかかっても良い、人員も抱負、投資をしっかりと行えるという場合は別ですが、ホームページ制作後の更新や管理も含めて対応が難しいようであれば、ホームページ制作の段階から専門家に外部委託して、その後の更新や管理も任せた方がコストを大幅に下げられる可能性があることを覚えておきましょう。

デメリット・技術力が不足していると質が低くなる

自社対応:内製の場合、ITやWeb関連の業界や業種であれば別ですが、技術力が不足することで質が低くなることがあります。サイト自体の質、コンテンツの質、内容の質が低いことで、本来の企業や組織としての商品・サービスの質を正しく評価されにくくなってしまうのです。また、WebマーケティングやSEOなど、付け焼き刃で実装していこうとすると、時間ばかりを浪費してしまい、効果が得られないまま人件費を失いつづけることにもなりかねません。

ドメインやレンタルサーバーの契約はできた、WordPressをなんとか設置した、内容も作り込んだ、しかしデザインがうまくいかない、アクセスが増えていかないと悩んだタイミングで、必ず専門家に相談して対処してもらいましょう。その方が時間もお金も浪費せず、逆に高品質なサイト・コンテンツに成長すれば、諸経費を上回る利益や売上を得られるということを知っておいてください。

デメリット・セキュリティインシデントが発生する恐れも

自社対応:内製における最大のデメリットは、セキュリティインシデントが発生する恐れがあることです。昨今では大手企業や有名ブランド・メーカーではなくてもサイバー攻撃の対象になっています。むしろ、無差別にサイバー攻撃をしかけてくるため、セキュリティ対策が甘い、セキュリティに関する知識やスキル、ノウハウが不足していると非常に危険です。

何らかの形でホームページを乗っ取られてしまえば、善意で興味を持って閲覧してくれた人に思わぬ被害を与えることもあるのです。結果的にブランドのイメージは崩れてしまい、信頼を損ねれば将来的な利益や売上、顧客を失うということを忘れず「セキュリティに不安がある」と思った段階ですぐに専門家に相談して、安全・安心なホームページに改善してもらうことをおすすめします。

まとめ:ITやWeb系の業界・業種でリソースがある場合以外は、ホームページ制作は専門家に外部委託しよう

今回はホームページ制作を自社対応:内製する場合のポイント、ホームページ制作を自社対応:内製する場合の大まかな流れ、ホームページ制作を自社対応:内製した後に必要になること、そしてホームページ制作を自社対応:内製する場合のメリット・デメリットについてお話しました。

ホームページ制作は自社対応:内製でも可能ではあるものの、ITやWeb系の業界・業種でリソースがある場合以外は簡単であるとは言えない作業です。企業や組織として相応しいクオリティを保てるかどうか、そしてさまざまなコストやリスクを考えると、やはり専門家に外部委託するのが一番コストを抑えられると覚えておきましょう。

当社リップルネットでは、ホームページの制作やリニューアルの他、制作後の更新や管理を承っております。自社対応や内製したいが難しい、現実的ではないから専門家に任せたいとお考えであれば、ぜひともこの機会にご相談、お問い合わせください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事がホームページ制作を自社対応や内製で対応できないかお悩みの方のお役に立てれば幸いです。

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